プロをめざす方へ！

”ロシアの至宝”と呼ばれた世界最高峰のバレリーナの一人、ウリヤーナ・ロパートキナさん（元マリインスキー劇場バレエ団プリマ）は、プロのバレエダンサーを目指している若い人たちに次のようなアドバイスをしています。

「バレエの世界の内側に入り、プロフェッショナルになりたい、人生の一部を捧げたいと願うなら、まず自分自身を鍛錬し、磨いていかなければなりません。自身の身体を知り尽くしたうえで作り上げていく、自ら彫刻家となって、身体を作り上げていく、表現豊かな「道具」に変えていく。覚えておくべきことは、この職業において常に不可欠なのは、忍耐と勤勉さであるということ。最初から最後まで徹底して、我慢と惜しまぬ努力です。」

（NHKラジオ「まいにちロシア語」2019年10月号テキストｐ．100より引用）

元マリインスキー劇場バレエ団、英国ロイヤルバレエ団、マルセイユ・ローラン・プティ・バレエ団のプリマとして世界中で活躍した後、13年間、ワガノワ・バレエ・アカデミーの芸術監督を務めたアルティナイ・アスィルムラートワさん（現カザフ国立「アスタナ・オペラ劇場」バレエ団芸術監督、カザフ国立舞踊アカデミー学長）は、最近のテレビ・インタビューの中で、プロのバレエダンサーになるために不可欠な資質を聞かれて、下記の4つを挙げています。

１．勤勉であること（努力を惜しまないこと）

２．プロになるという明確な目的意識を持っていること。

３．バレエに対して真摯な態度で熱心に取り組んでいること。

４．頭が良く、賢いこと。（常に考えながらレッスンをすること）